犬 口臭 乳酸菌

犬の口臭は腸内環境の悪化が原因!?解決するには「乳酸菌」が重要!

最近、愛犬が体調を崩すことが多い・調子が悪いみたい・便臭や口臭、体臭がきつくなってきたなどの変化はありませんか?

 

それ、腸内環境が関係しているかもしれません。

 

腸は人間と一緒で犬にも大事な臓器です。

 

体にとって有害なものを便として体外に出し、栄養を体内に吸収し、細胞壁に張り付いて有害な菌などの侵入を防いで体の入り口を守る(免疫機能)働きがあります。

 

では、この腸内環境が悪くなるとはどういう状況になるということでしょうか。

 

腸内環境の悪化が犬に与える影響

腸内には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」が存在しています。

 

調子がいい時は善玉菌が多く、調子が悪い時は悪玉菌が多い状態になっています。日和見菌というのは、その時に多い菌に味方する菌です。

 

では、それぞれの菌がどのような働きをするのか解説していきます。

 

犬の腸内にいる「善玉菌」の働き

善玉菌は名前からして身体によさそうですが、色々な種類のビタミンを作り出したり、免疫システムを刺激して体全体の免疫力を高めます。

 

実はこの免疫系ですが、免疫細胞の60%は腸に存在しているといわれています。この免疫細胞たちが活発すぎても体には有害なのです。

 

活発になると、本来無害であるタンパク質や花粉・ほこりに過剰反応してしまいます。この過剰反応が花粉症やシックハウス症候群などのアレルギー反応なのです。善玉菌には免疫細胞のバランスを調整してコントロールする働きもあります。

犬の腸内にいる「悪玉菌」の働き

悪玉菌には肉類などのタンパク質を分解する働きがあります。ですので、悪玉菌がいないとタンパク質を分解して栄養を吸収することが出来ません。

 

体に有害と言われているのは、その分解するときに出る副産物の「アンモニア・硫化水素・インドール・スカトール・トリプタシン・メチルメルカプタン」などの有害物質です。

 

この有害物質が体調不良の原因になります。

 

腸内環境が悪くなり便秘をしてしまうと、悪玉菌が増殖し有害物質も増えるのでガンになってしまうこともあります。

犬の腸内にいる「日和見菌」の働き

日和見菌は「善玉菌」と「悪玉菌」の多い方の菌の味方をするので、悪玉菌が多いとどんどん腸内環境は悪化していきます。

 

悪玉菌が作る有害物質によって、どのような体調の変化が起こるのでしょうか。

 

腸内環境が悪くなると、有害物質が増えるだけでなく微生物の死骸・添加物など老廃物が体外に出せなくなります。その結果、腸内に蓄積され腐敗し毒素がわいてきます。その毒素が血液に吸収され、体内を巡ることにより体全体から毒素が体外に出されることになります。

 

口臭や体臭・目やに・毛が抜ける・毛がべとべとして艶がない・皮膚のトラブルなどの変化はこのことが原因になります。

犬の腸内にいる「悪玉菌」を減らし「善玉菌」を増やすには?

一番はプロバイオティクスと呼ばれる腸の整調をしてくれる細菌を取り入れることです。このプロバイオティクスは有名なところでいうと「乳酸菌」「ビフィズス菌」です。

 

腸の中にはすでにどちらの菌も存在していますが、犬の場合は乳酸菌が2歳を境に減少していきます。ですので、体外から取り入れて増やしてあげるのです。

 

ここで、「体外から取り入れて増やすっていうけど、乳酸菌は生きている状態で腸まで届けるのは難しいって聞いたことがあるけど」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

そうなのです。胃で食べ物を消化するときに胃酸で乳酸菌が死んでしまうのです。特に犬は人間より胃酸が強いので、余計に難しいのですね。

 

ですが、全ての乳酸菌が生きて腸までたどり着かないわけではないですし、途中で死んでしまった乳酸菌にも実はきちんと仕事があるのです。

 

それは、ビフィズス菌や善玉菌の餌になるのです。特に善玉菌は死滅した乳酸菌を餌にして活発に活動するようになります。

 

善玉菌には食物の細胞壁などの難消化性物質を分解して栄養を吸収しやすくしたり、便通をよくする働きもあります。

 

便通がよくなると体内の老廃物を集めて捨てようという行為がスムーズになるため、新陳代謝がよくなります。新陳代謝が悪いと集められた老廃物は血流に乗って再度体内を巡ることになり、新しく作られた老廃物は血流に乗ることが出来なくなります。

 

このことによって、老廃物がどんどん各器官に溜まっていき体調が悪くなる、しいてはガンに繋がることになります。

 

死滅してしまった乳酸菌の役割がもう一つあります。それは、善玉菌が退治した悪玉菌を吸着することです。悪玉菌を吸着したまま、体外に出す働きがあります。

乳酸菌を効率的に取り入れることが出来る食べ物

一番は人間用のヨーグルトです。

 

一口にヨーグルトといっても、乳酸菌は300種類以上存在しています。ですので、人間でも犬でも合う乳酸菌と合わない乳酸菌が存在します。合う乳酸菌を見つけるまで大変ですが、色々な種類のヨーグルトを食べさせてみるといいかもしれません。

 

ですが、ここで注意なのは「無糖のプレーンタイプ」のヨーグルトを選ぶことです。果物が入っているとか、加糖のタイプですと肥満や糖尿病・虫歯の原因になってしまいます。腸にいいものを食べさせて違う病気になってしまったら困りますので、きちんと守りましょう。低脂肪や無脂肪のタイプだと尚よいでしょう。

 

なぜヨーグルトがいいのかですが、牛乳を発酵させて作っているものなので牛乳の持つ栄養素も入っています。牛乳は乳糖が入っていて犬は乳糖を分解する力が弱いのでお腹を壊してしまうことがあります。ヨーグルトは乳酸菌が乳糖を分解してくれているので、お腹を壊しにくいという理由でヨーグルトがいいと言われているのですね。

 

そして、牛乳を発酵させる過程で様々な酵素が作られます。その酵素が消化不良の改善効果をもたらしますし、ビタミンB1・B2・B6などのビタミンB群が豊富に入っており、ミネラルであるカリウム・カルシウムも多く含んでいるので、いいことだらけなんですね。

 

ですが、食べすぎると腸内が活発になりすぎてお腹を壊してしまいますし乳製品アレルギーの犬には食べさせてはいけません。

 

ヨーグルトを少量与えてみて「皮膚を痒がっている・くしゃみが止まらない・目が充血している・目やにが増えた・脱毛が目立つ・元気がなくなった・嘔吐や下痢をしている」などの症状が表れた場合はアレルギーの可能性が高いです。

 

乳酸菌は一度に大量に取り入れても、腸内で生き続けられないため余り意味がありません。一度に大量に取り入れるより、少量を取り入れ続けることが大事です。即効性がなく、効果が表れるまでに時間がかかりますので、同じ種類のヨーグルトを1週間は与え続けてみましょう。

 

与え方ですが、ヨーグルトはどうしても酸味があります。犬は酸味がすると腐っている食べ物だと警戒することがあります。そのまま食べない場合は、食事に混ぜて与えてみましょう。量は大さじ1杯程度を一回の目安にします。胃酸が薄まる食後や食中に与えると、乳酸菌が死滅しにくいのでいいです。

 

ヨーグルトは犬だけでなく人間にもいいものなので、人間が食べている種類のものを少し与えるとか、ふたを舐めさせるとかするのもいいですよ。

 

乳酸菌は腸内だけでなく、歯周病予防などの口腔ケアにも役立ちます。犬の体にいいことだらけですね。

 

犬の体に乳酸菌がとてもいいのは分かったでしょうか。

 

家族同然の愛犬には少しでも健康で長く生きてほしいですよね。

 

善玉菌が減って悪玉菌が増える理由はストレスや食生活など様々ありますが、「加齢」によるところがとても大きいです。意識して乳酸菌を与えていきたいですね。