犬 口臭 食糞

犬の口臭は食糞のせい?犬が食糞をする理由と対処法!

愛犬がうんちを食べていた!愛犬の口からうんちの臭いがする・・・。なんて経験ありませんか?自分のうんちや他の犬のうんちを食べてしまう行動を「食糞」と言います。

 

食糞は特に珍しい行動でもないのですが、うんちを食べている場面を見てしまったり、うんちを食べた口で手や顔を舐められると思うと少なからず嫌な気持ちになるんじゃないかと思います。食糞の事実を知る前は凄く可愛かったのに、知ってしまったら今までと同じように可愛がれない。少し距離を置くようになってしまった。なんて話も聞きます。

 

では、なぜ犬は食糞をするのでしょうか。これには、犬の本能からくる自然な原因と自然ではない何らかの対策が必要な原因とに分かれます。

 

まず、自然な原因ですが1歳未満の子犬の場合と子犬を産んだ母犬の場合とがあります。

 

子犬の場合ですが、これは好奇心からくる衝動です。まだこの世界に慣れていない子犬は何にでも興味津々で冒険家です。そんな冒険家の周りに不思議な匂いがする物があったらどう思うでしょうか。「これは何だろう」と口に入れて確かめてみることでしょう。これが食糞する原因です。犬は1歳で人間でいうところの18歳、1歳半で20歳になります。大人になるまでは、何にでも興味を示してしまうのです。逆に言えば1歳を過ぎてもする場合は、何らかの原因が考えられます。

 

次に母犬の場合ですが、糞尿はマーキングに使われます。ということは、いつまでも巣の中に糞があると他の犬や外敵に匂いで居場所を教えてしまうことになります。危険を回避して子犬を守るために食べてしまうのです。他にも巣の中を清潔にしておきたいということも考えられます。
どちらの場合でも自然に直るものですが、「成犬になっても直らない」・「子犬がいなくても直らない」場合は他の要因を考えてみましょう。また、寄生虫やウィルスなどが便に含まれていないという安全が確証されない場合は糞を隠して処分するなど、犬が食べないような対策をしましょう。

 

次に自然ではない対策が必要になってくる場合の原因ですが、こちらは様々な要因が考えられます。

 

・いつも食べているフードに飽きた。
・いつも食べているフードを変えた。
・食事の量が足りない/多すぎる。
・消化器系が未発達/異常がある。
・ビタミンKやビタミンBが不足している。
・消化酵素が不足している。
・飼い主の気をひきたい気持ちから。
・叱られたくないので隠す代わりに食べてしまう。
・自分の糞を食べていた母親や片づけている飼い主の真似をしている。
・母犬の食糞をする本能が惰性で残ってしまっている。
・薬や抗生物質を使用したことによる一時的な異常行動。
・病気になっている仲間を隠して守るため。
・認知症になってしまったから。

 

ざっと上げるだけで、これだけの要因が考えられるのですが今回は「食事に関係する要因」と「ストレスに関係する要因」について考えてみたいと思います。

 

まず、食事に関する原因の場合ですが「フードの種類を変えてから食糞が見られるようになった」なんてことはどうでしょう。心当たりがある場合は、フードを戻してみてください。食事の成分の急激な変化に内臓機能が追い付かず、消化されずに出てきているかもしれません。糞に未消化のフードが含まれている場合、糞からフードの匂いがしますから、犬は「まだ食べられる」と思ってしまいます。

 

フードを変えていない場合、そのフードに飽きてしまった可能性も考えられます。犬は猫ほど食事にうるさくなく、気に入った物を食べ続けるといいますが、中には飽きてしまう犬もいます。新しい刺激を求めて、糞を食べてしまっているのかもしれません。フードを変えてみましょう。この時注意が必要で、安価な餌には穀物類や添加物が多く含まれています。実は犬は米やトウモロコシなどの穀物類を消化するのが苦手なのです。ですので、消化機能が低下して腸内環境を悪くすることがあります。フードを変えてみる際は、少し高めの高級なものにしたほうがいいです。

 

他にも空腹をごまかすために食べてる場合や、ビタミンKやBが足りていない場合もあります。ビタミンの入っているフードに変えてみたり、お腹が減って食べているようであれば食事の回数を増やしてみてください。「回数を増やしたら太らない?」と思われると思いますが、1日の量は同じにして回数をプラス1回にするだけでも改善されると思いますよ。

 

また、フードの量が多い場合は消化しきれずに糞と一緒に出てきている可能性があるので、減らしましょう。

 

次にストレスが関係している原因ですが、ゲージやサークルに長時間入っていたり、寂しかったり色々と考えられますが、自分の愛犬は何がストレスになっているだろう。何かストレスになっていることはないか。とよく見ることが大事です。

 

ストレス解消の方法として、よく聞くのは散歩ですね。散歩の時間を増やすことによって、疲れさせたり退屈で寂しい時間を減らすことが出来ます。ここで注意なのが、散歩の時間をきっちりと決めてしまうと犬が覚えてしまい、要求吠えをする問題行動に発展してしまいます。

 

ですので、散歩に行く時間や帰ってくる時間は飼い主が決めることが大切です。その際、夏の暑い日に日中の散歩に出てしまうと犬は熱中症になってしまう確率が高くなってしまいます。人間よりも地面に近いところを歩いていますので、体温が上がりやすいためです。

 

それともう一つ、雨の日の散歩は水たまりに他の犬などの糞尿が混ざりやすくなっています。もし、その病原菌がいる可能性が高い水を舐めてしまうと危険ですので、雨の日に無理に散歩することは避けたほうがいいです。

 

気温が高すぎる日や雨の日などは無理に散歩に行かず、家の中でおもちゃで遊ぶなど別の方法で体を動かさせてあげるといいですよ。

 

また、生活環境として犬は身の回りを綺麗にしたいという思いが強いです。ですので、清潔な状況を保つために、いつまでも糞があるのが嫌で片づけたい気持ちから食べてしまうこともあります。飼い主さんが家にいる時であればすぐに片づけてあげて、いない時に糞をしているようであれば、食事の時間を調節してみましょう。

 

犬のストレス解消法は何といっても飼い主とのスキンシップです。スキンシップが少ないと愛情不足になり、構ってもらうために様々な行動を始めます。散歩や撫でるだけでなく、愛犬が何か褒めるような行動をした場合に声に出して大げさに褒めてみたり愛犬の名前を呼び、振り向いたら褒めるなどをすることでもスキンシップになります。

 

愛犬がフードを食べている間そばにいて声をかけるのもいいかもしれません。

 

ここまでは、犬と飼い主が一緒にいることを想定しましたが、お留守番をしている時に食べていることもあるかもしれません。気を紛らわせるためにおもちゃを置いて行ったり、犬が自由に動ける場所を広げたりするといいかもしれません。

 

「食べ物に関係する要因」と「ストレスに関係する要因」を考えてみましたが、一番の対策は「糞をすぐに片づける」ことです。すぐに片づけ、食べ物ではないということを覚えさせましょう。その時に、愛犬に見られないとなおいいです。

 

食糞を見かけた時に慌てたり、騒いだり、愛犬に声をかけたりすると「構ってくれている・遊んでくれている」と勘違いしてしまいます。ですので、出かけた悲鳴をぐっと飲み込んで冷静に事務的に片づけましょう。そして、この時に怒ってしまうと糞をすることがダメなことだと勘違いしてしまうので、怒らないようにしてください。糞を我慢する犬になってしまいます。

 

いずれの方法もすぐに効果が出るものばかりではありません。食糞の原因によっては、とても時間がかかってしまうかもしれません。ですが、ゆっくり一歩ずつ進めていけば食糞をしなくなりますので、根気よく進めましょう。